通信制高校は、教材やインターネットを使った通信教育をベースにした学習スタイルが特徴の学校です。浦安で通信制高校に通いたいと考えている方は、全日制高校とどう違うのか、授業のスタイルのことなど、色んな疑問が出てくることでしょう。
本コラムでは、通信制高校と全日制高校の違いをたっぷりお伝えしていきます。通信制高校に興味がある人はチェックしてみてください。
通信制高校と全日制高校は受験方法が違う
浦安で高校を選ぶときは、大半の人は全日制高校の進路を考えることが多いかもしれませんが、最近では通信制高校の需要も高まり、学校数もどんどん増えています。しかし、通信制高校に興味がある方でも、どのような学校なのか、あまり知らないという人も少なくないでしょう。
通信制高校と全日制高校は、受験方法から違いが出てきます。全日制であれば私立が3科目、公立なら5科目の試験が必要ですが、それに対し通信制は作文や書類選考、面接などの合否で入学できる場合も多いです。受験科目が必要な通信制高校もありますが、難易度は低めで合格率も高いです。
通信制は全日制に比べると合格しやすく、年齢問わずに入学できる開かれた学校と言えるでしょう。また、全日制高校であれば、4月に入学式がおこなわれるのが一般的です。通信制高校の場合は、4月だけではなく、10月から入学できる場合もあります。
もしも、事情があって4月に入学できなかった方でも、1年を待たずに6ヵ月後の10月に入学するという選択をすることも可能です。
通信制高校と全日制高校は授業のスタイルが違う
浦安の通信制高校と全日制高校は、授業スタイルがまったく違います。全日制高校は毎週月曜日から金曜日に学校があり、通常朝から夕方まで授業を受けるスタイルになります。春や夏、冬休みを除いて、毎日6時間ほどの授業時間で学習をおこなうパターンです。
通信制高校の場合は、学校によって違いがありますが、1週間に1回、1年に数回程度の通学頻度が少ないというところが全日制と一番違うところです。高卒資格は単位制で、通学を頻繁にしなくてもいい代わりに、単位取得のために教材を使っての学習やWEB授業を受け、レポートの提出などを自分の空いている時間におこないます。
毎日登校しなくてもいいことから、仕事をしながら高卒資格を目指す人も多いです。
通信制高校には学年がない!留年がない!
全日制高校は、1学年・2学年・3学年と、1年ごとに進級する学年があります。休みが多くて出席の基準を満たしていない科目があったり、成績の基準が足りていない科目がある場合には、留年が決定することもありえます。
留年になると、同じ学年をまた1年、もう一度やり直す必要があります。一方で、単位制の仕組みになっている通信制高校には、学年と学級がありません。学年の区分がないため、在籍期間3年以上で、卒業条件の74単位以上を取得さえすれば、高校卒業の資格を得られます。
1年目に単位取得があまりできなかった時は、2年目に多めに単位を取得することも可能です。もしも3年間で74単位を取ることができなかった方は、4年で卒業を目指すこともできます。卒業するためには、生徒さんの都合に合わせてスケジュールを組み立てて単位を取得していくことになります。
自分で組み立てるのが難しいのであれば、通信制高校の学校の先生と相談しながら学習計画を進めていくとよいでしょう。
通信制高校と全日制高校は学費の平均相場が違う
浦安の公立の全日制高校の学費は、入学金が5千円代、年間の授業料は11万円代程度です。
私立の全日制高校では、入学金が20万円代~30万円代、年間の授業料は12万円代から40万円代程度が平均相場になります。
公立の通信制高校の入学金は500円、年間の授業料が1万円代から3万円代程度と、全日制高校より学費が圧倒的に安いという特徴があります。私立の通信制高校の入学金は無しというところもありますが、入学金がある場合は2万円代から5万円代になります。
授業料の平均相場は10万円代から40万円代くらいです。私立の通信制高校は、WEB授業や学習の相談、就職支援などのサポート体制が充実しているという特徴があります。単位取得に必要なレポート提出をメールやWEBサイトから送信できたりと、便利なサービスもあります。
公立の通信制高校よりも、様々なサポートやサービスが受けられる私立の通信制高校の方が卒業率が高いです。
通信制高校は自由な時間が多いところが魅力
全日制高校は、通信制高校とは違って決められた時間に登校して、時間割り通りの授業を受けなければいけません。朝から長い間、学校に在籍することになりますし、通学時間もかかります。通信制高校は、毎日学校に通う必要はありません。
年に数回登校するだけで良い学校も存在します。通信制高校は単位制で、教材での学習やレポート提出、インターネット授業などで単位を取得することができます。通学をしなくても、決められた単位数を得られれば高校卒業の資格が得られるのです。
通学する時間や、学校の授業を受けるなどの色んな時間に縛られず、自由に使える時間が全日制高校よりも多くなります。その自由時間を、仕事や音楽・芸能やスポーツ活動などに有効に使う人も多く、勉強と両立しながら高校の卒業資格を目指している人もいます。
不登校経験があっても通信制高校なら有利になる
中学生から長期欠席や不登校経験があれば、浦安で全日制高校に進学するときに不利になる場合があります。なぜなら全日制高校の入学の合否には、内申書が関わってくるからです。内申書に欠席日数が多いという情報があれば、進学にも影響が出てくるケースもあります。
一方の通信制高校は、内申書に欠席日数が少ないなどの不利な情報があっても、入学に影響が及ぶことはあまりありません。通信制高校によっては、不登校の経験をもつ生徒さんを積極的に受け入れているところもあります。
通信制高校では登校回数も週1回、月に数回など、色んなパターンで通えるところも多く、生徒さんの心のケアをしながら登校回数を増やし、人と関わり合いが持てるようにサポートしてくれる通信制高校も増えています。
何歳からでも入学できる通信制高校
通信制高校は全日制高校とは異なり、中学を卒業していれば、何歳であっても入学できます。通信制高校を利用している人は、15歳から70歳を超える幅広い年齢層の人がいます。人それぞれ事情によって高校に通えなかった人もいるでしょう。
そういった方でも、社会人になってからや、会社を退職した後など、時間が余っている時に学習して高校卒業の資格を目指しています。